本物のかぼちゃを使ったキャンドルナイト

ハロウィンinあさひ

[はろうぃんいんあさひ]

問い合わせ先:飛騨あさひ観光協会

table of contents

「ハロウィンinあさひ」とは?


テーマは子供達の夢の世界

多くの地域住民が家庭で田畑にお米や野菜を栽培している飛騨朝日。

 

協力可能な町民におばけかぼちゃの栽培を依頼し、そのかぼちゃを無料で提供していただく、補助金に頼らない全国的にも珍しいハロウィンのイベントです。

 

全国にはコスプレを中心としたハロウィンイベントが沢山開催されています。仮装がメインとなって、基本的には大人たちが楽しむイベントが多い傾向にあります。

 

私達朝日町のハロウィンはあくまでも「子供達が主役」です。子供達に現代社会とは別の世界の「ハロウィンワールド」を楽しんでもらうことをテーマにしたイベントです。


ハロウィンの復活に向けて

子供達が町の為に再始動!ゼロから出発する中学生のサクセスストーリー


規模縮小を余儀なくされ足踏みをする年月

 

2018年の「ハロウィンinあさひ」開催時はハロウィン用のかぼちゃを約400個展示し、生産個数・イベントの盛り上がりも最盛期を迎えました。

しかしその後、台風やコロナショックによりイベントの縮小を余儀なくされました。

 

2019年…イベント当日に台風直撃で催し内容縮小

2020年…コロナによりイベント中止

2021年…コロナによりイベント縮小(約100個の展示)


2022年中止が決定

開催したいけど開催できない…

そんな足踏みをする年月が3年も続きました。

3年という年月の溝は深く、主催者はイベント開催に向けての活力も次第に失ってきました。そして相次ぐイベントの縮小・中止を経験し、主催者「あさひぱんぷきん」はイベントをこのまま継続していくかを検討されることになりました。

 

そしてついに、2022年の開催を中止することが決定し、多くの子供達に夢を与えた「ハロウィンinあさひ」というイベントは一度幕を下ろすこととなりました。


コロナ禍の子供達の叫び「なんでこんなに我慢しなければならないの?」

私達の多くを奪ったコロナウィルス。

大人だけでなく、子供達に与える影響も非常に大きいものでした。思春期と言われる中学生~高校生の子供達。思春期に制限を受けた子供達は「青春」を感じることが出来ない日々が続きました。

青春の1ページとなる体育祭も規模縮小、文化祭も中止が数年続きました。修学旅行も制限されました。ありとあらゆる行事が制限されました。

 

「なんで僕たちはこんなに我慢しなければならないのか」

 

大人達は「オンライン飲み会」「マスク会食」といったストレスを発散することを次々と考え、コロナ禍でも楽しめる方法を徐々に広げていきました。しかし、子供達はずっと厳しいマスク生活と規制を受け続けて学校生活を過ごしてきました。大人達より子供達の方がストレスが大きかった傾向にありました。

 


「地域に活力を!」立ち上がる中学生達

思いっきり楽しみたいけど、なかなかそれが許されない。

そんな苦しい日々が続きましたが、徐々にコロナウィルスによる重篤患者数が減少し、ついに2023年5月に第5類感染症に移行されることになります。

 

そんな中、朝日中学校の生徒が動き出します。

第5類への移行される前の規制緩和が予測されたタイミング(2023年の4月)に、子供達は地域活性化に向けて自分たちができることを考え始めました。

 

縮小傾向にある町の活性化に向けて自分たちにできることは何か。

子供達は考えました。

 

そして、一つのアイディアとして浮かび上がったのが小学生の頃に最高に楽しかったイベント「ハロウィンinあさひ」の復活でした。

そのアイディアを実際に開催に繋がるよう、生徒会を中心に検討され、実施に向けて様々なことが計画されていきました。


地域への呼びかけ「協力お願いします!」

朝日中学校の生徒会執行部では、その思いを地域に方に届けようと手紙を作成しました。

 

なぜ地域の方に呼びかけをしたのか、それはたくさんのカボチャを展示するにはどうしても地域の方々の協力が必要だからです。また地域を巻き込んだイベントを開催することで地域の活性化につながると考えました。

 

朝日中学校にも小さな畑があります。また生徒の家庭にもカボチャを栽培できる畑を持っている家庭が多いので、子供達が自分の家族に協力をお願いすればある程度の数は確保できます。

 

しかしそれでは全く数が足らないのです。

飛騨あさひは過疎化と少子高齢化が深刻な問題となっており、2023年の朝日中学校の全校生徒は約40人しかいませんでした。兄弟・姉妹がいるご家庭も多いため、世帯数でいうとさらにそれを下回ります。

 

またジャンボカボチャを育てるには1株につき10㎡程度の畑の面積が必要とされます。一つの家庭で栽培するには多くて4株くらいが限界です。さらに1株につき1個~2個程度しか大きなカボチャは作れない為、数を確保するには畑面積と栽培者の協力が必要になります。

 

生徒達は思いを込めた「ジャンボカボチャを育ててくださる方を探しています」というお願い文章を、各地域の1軒1軒に頭を下げながら協力をお願いするという地道な活動を開始しました。生徒一人ひとり近所の家庭に手紙を届けました。

 

その結果、17軒のご家庭の方が協力して下さりことになり、55株の苗を配布することができました。

 

ジャンボカボチャは生命力が強い作物です。しかしながら生産に失敗したり、野生動物に狙われたりする可能性も十分にある為、いくつカボチャができるかは未知数です。より多くのカボチャが生産されること、より多くのジャックオーランタンに点灯できることを生徒たちは願うのでした。


2023年イベント開催について


ランタンの点灯・展示のみ

ゼロを1にする活動から始めます

開催日:2023年10月6日(金)・7日(土)・8日(日)

点灯時間:日没~22時

会場:道の駅ひだ朝日村

 

2023年はジャックオーランタンの点灯のみ行います。

イベントを蘇らせる再チャレンジの年になります。

※飲食バザー・コスプレ大会・アートコンクール等の催しは行いません。

 


お問い合わせ


朝日中学校への問い合わせはお控えください

イベントを開催する準備は朝日中学校の生徒が行いましたが、学校は子供達の教育の場につきイベントを開催する団体ではありません。

学校への問い合わせはお控えいただくようご理解お願いいたします。

 

イベント開催につきましては飛騨あさひ観光協会が協力することになりました。

中学生の取組み等の問い合わせも直接連絡をせず、観光協会を仲介していただけるようお願い申し上げます。

 

下記の連絡先にご連絡をされるか、問い合わせフォームにご入力下さい

飛騨あさひ観光協会 担当長瀬まで 0577-55-3777

メモ: * は入力必須項目です

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会場:道の駅ひだ朝日村 〒509-3325 岐阜県高山市朝日町万石150番地