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第42回氷点下の森 氷祭り

第42回氷点下の森 氷祭り

第42回氷点下の森 氷祭り

 

 今年は「原点に返る」をテーマに氷祭りが開催されました。

 原点とは①山の神々に感謝し祭りを行うこと、②第1回目の氷祭りが行われた本当の理由、そして③長い年月とともに補助金を頼るようになっていた祭りを一度止めてみるという意味があります。

 ①に関しては、近年の「神に感謝する」という日本古来からある祭りではなく、「フェスティバル」「イベント」の要素が高くなっており、本来の祭りの意味をもう一度問いたいという氷の王様の強い意思がありました。

 ②に関しては、現在の氷祭りは昔は「雪女祭り」だったという背景があり、今回の祭りでは「雪の精」と称した一人の女性が、秋神の地に精木の種をまくという儀式が行われました。なぜ「雪女」なのかというと、氷の王様の両親がご健在だった時代に、冬の寒さ厳しい日に秋神温泉に舞いこんだ一人の女性がきっかけで氷のイベントの案が浮かび上がり、氷のアートを多くの方に見せていくことが自分の使命だと感じたことから、氷祭りの前身である「雪女祭り」が開催されたっことが由縁です。

 そして③に関しては氷祭りの代名詞とも言えた冬の大花火をやめました。それはとても大きな決断でしたが、花火がなくてもお客様が喜んでくれる催しの考案など祭りを見直すよいきっかけとなりました。今回はシャボン玉パレードや、手作りコースター体験などの参加型の催しを行いましたが、今回原点に返ったことで新たな道が見えたように感じました。